「意味分かんねえ」
俺はそのまま、真っ暗な夜空に小さく光る星を見詰めていた。
すっかり自信と目的を失った俺は、大勢の人達を救えなかった事と無力感に、正直もうどうでもよくなっていた。
日本が崩壊しようが、人類が滅亡しようが、それこそ地球が消滅しようが、それを止める事が出来ないのならば、最後の時までジッと待つしかない。
残され時間を、大切な人達と過ごした方が良い。
おそらく今、穂波も美空も同じ事を考えているに違いない。
もういい…
また失敗して、目の前で世界が黒く染まっていく様を目撃するなんて耐えられない。
無理なんだ。多少特殊な力があろうと、所詮俺達はただの高校生だ。
最初から無理だったんだ。
誰にも責められない。
俺達は十分やった。
もう、俺達に出来る事なんて無い…
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