M ‐ёмц‐


それにしても、これは一体何だろう?

ラジコンや新製品の玩具とも思えないし、それに俺は最初に生き物だと感じた。これは…生きているのか?

いや、常識的に考えて、こんな生物が地球上にいるなんて事は有り得ない。


俺はその物体の正体を確かめようと、恐る恐る1歩2歩と近付いた――



「え…?」

その物体まで1メートルを切った位置で、脳裏に言葉が浮かんだ。

言葉と言うか、何だ?



(――…けて……助けて…助けて……)


"助けて"
奇妙な事にそれは声ではなかったが、確かに、そういう言葉が脳裏に浮かんだ。


(僕の名前はグリン…
僕を助けて欲しい)


グリン?
助けて欲しい?
声もしないのに、一体何がどうなっているんだ。

もしかして、これがよくアニメや映画によく出てくる、テレパシーとかいうやつなのか?


「ははは…」

俺もどうかしてる。寝不足で頭が変になったのか?

ああ…そうか、これは夢だ。夢の続きなんだ。漫画じゃあるまいし、テレパシーなんて超能力的なためのが存在する筈がない。


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