「で、でも――」
「帰りなさい。
このままおとなしく帰れば、事を荒立てる様な事はしないが…
これ以上騒ぐのなら、それなりに対処させてもらうよ」
くそ!!
こうなれば、もう実力行使しかないか…
俺がそう思った瞬間、室内に設置されていた赤い非常灯が点滅し、サイレンが高々と鳴り始めた!!
「な、何だ?
一体何事だ!!」
作業員達は俺達の囲みを解き、壁3面に上から下まで設置された計器に急いだ。
そして、その内の1人が直ぐに声を上げた。
「しょ、所長!!
原子炉の冷却材が循環していません!!」
「何!?
早く原因を突き止めろ!!
それと、早く原子炉の出力を落とせ!!」
「駄目です!!
減速材もコントロール出来ません!!」
また違う作業員が、悲痛な叫び声を上げた。
「まずいぞ…
このままでは、メルトダウンするぞ!!」
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