敷地内に侵入した俺達3人は、原子炉を管理する制御室に向かう事にした。
敷地内には建物同士を結ぶケーブルが何本も張られていて、どれがどの回線か全く分からなかったのだ。
下手に切断してしまうと、逆に事故を誘発してしまう事になりかねない。
だが、敷地は東西に1キロ南北に1.5キロとかなり広く、建物も無数にある為どれがどの施設かなど、全く分からなかった。
「どの施設が何か分からないと、侵入しようがないわね…」
施設内を目立たない様に歩きながら、1つずつ建物を確認していた穂波が呟いた。
「まあ、そんなに深刻にならなくても、少し歩けば看板か何かあるだろ」
「馬鹿ね大地。ここは、ウランやプルトニウムといった放射性物質が大量にある場所よ。
看看板なんて、ある訳ないで……あった」
日本人の危機管理の甘さというか、重要性が理解出来ていないというのか…
だがとりあえず、原子炉の場所も制御室の場所も分かったから、そこに行ってみるしかないな。
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