「つ、つまりね…
熱を発生させて発電しているんだけど、温度が上がり過ぎると火事になる訳よ」
「おー!!
分かる分かる。なあ美空」
「うん」
穂波は大きく溜め息を吐いて、苦笑いをしながら核心に迫っていった。
「簡単に言うと、それがメルトダウン。そのメルトダウンが起こる一番の原因は、冷却装置の不備ね」
「なるほど、何となく分かってきたぞ。
要は、その冷却装置に何らかのトラブルを起こせば、原子力発電所が爆発する訳だな。
となれば、その装置と外部とのアクセスを完全に遮断してしまえば良いって事だ」
「そうね。
建物の中に入って、直接管理システムを操作出来れば良いけど、この警備体制ではまず無理。
建物の外で、建物から出ている配線を探すしかないと思う」
俺はその話を聞くと、直ぐに美空の方を向いた。美空は俺が何を言おうとしたのか分かったらしく、話す前に口を開いた。
「私、建物の中とか隔離された場所には入れないから」
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