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「はー、疲れたー」


「ねねさん、机で寝たら衣装がシワになっちゃいますよ?」


「わかってるってー。でも今だけ!」

そんなねねさんの様子を横目に見ながら、少しばかり急いで衣装を脱いでいく。

もちろん、店から出るところ見られる訳にはいかないから、ウィッグとメイクはそのままで。


「じゃあ、お疲れ様でしたー」


「んー、お疲れー。また、明日ね」


「はい!」


店を出たら、そのまま急いで家に向かう。


私には、急がなきゃいけない理由があった。


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「ただいまー」


「おー。姉ちゃん、おかえり」

家に帰ると弟の良樹が野菜を炒めていた。


「ごめんね、いつもご飯作ってもらっちゃって。ありがとう」


「だから、毎日そんなこと言ってたらきりねーって」


「ごめん」


「はい、また謝ったー」