「え、嘘。なにそれ、相当やばくない?」
「やっぱそう思いますよねー」
「まあ、またなんかあったらいいなよ」
「ありがとうございます」
..。*゚ ..。*゚゚ ..。*゚ ..。*゚゚ ..。*゚ ..。*゚゚ ..。*゚ ..。*゚
私が通っている高校では1学期ごとに生徒会が変わるため、いつも長期休み前に次の生徒会メンバーへの引き継ぎ作業に入る。
私は2期連続で会長を務めるが、今期で辞めてしまうメンバーいるため、引き継ぎ作業はすごく大事な仕事だ。
だから、藤田くんのことでそうやって悩んでいたのも束の間のことで、もうすぐ夏休みとなるこの季節に生徒会が忙しくないはずがなかった。
そんなこんなで、セミの声がうるさすぎるほど鳴り響く生徒会室で今日も引き継ぎ作業が行われていた。
「会長! この企画も次のメンバーに引き継いでおきますか?」
「だれかここに置いてあった資料知らない?」
「あー、その企画も引き継いでおいて! あとたぶんそこの資料、副会長が持って行ったんじゃない?」
自分の作業をこなしながら、飛び交う質問にも次々と答えていく。
そんなとき、ふいにノックの音が響いた。
「やっぱそう思いますよねー」
「まあ、またなんかあったらいいなよ」
「ありがとうございます」
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私が通っている高校では1学期ごとに生徒会が変わるため、いつも長期休み前に次の生徒会メンバーへの引き継ぎ作業に入る。
私は2期連続で会長を務めるが、今期で辞めてしまうメンバーいるため、引き継ぎ作業はすごく大事な仕事だ。
だから、藤田くんのことでそうやって悩んでいたのも束の間のことで、もうすぐ夏休みとなるこの季節に生徒会が忙しくないはずがなかった。
そんなこんなで、セミの声がうるさすぎるほど鳴り響く生徒会室で今日も引き継ぎ作業が行われていた。
「会長! この企画も次のメンバーに引き継いでおきますか?」
「だれかここに置いてあった資料知らない?」
「あー、その企画も引き継いでおいて! あとたぶんそこの資料、副会長が持って行ったんじゃない?」
自分の作業をこなしながら、飛び交う質問にも次々と答えていく。
そんなとき、ふいにノックの音が響いた。

