御曹司は優しい 音色に溶かされる

ゆりえはジョシュと久美子と健司との
ジャズセッションもやらせてくれないかと、
教授に頼んでみた。

教授の友人だったようで直ぐに相手に確認
してくれ、了承してもらえた。

四人分の交通費とホテル代と出演料と
言われて、ゆりえたちは出演料は辞退して、
交通費とホテル代のみありがたく出して
もらう事にした。

それからは四人で、授業後教室で
猛練習をした。

そしてワクワクしながら四人で
ロスまで飛んだ。

ハリウッドの邸宅は素晴らしかった。

まるでお城のようだ、ゆりえたちでも
知っている俳優なので超お金持ちなのは
当然だろう。

広いリビングに白いグランドピアノが
置かれていた。

パーテイの開始前にゆりえたちは練習の
時間をもらっている。

タイタニックは練習しない。

ぶっつけ本番だ。

千隼を想い全霊で弾く曲なので何回も
立て続けには弾けない。

四人でジャズのレパートリーを一度
通しでリハをした。

まずタイタニックを弾いて少し時間を
おいてから、ジャズのステージを
やらせてもらうことになっている。

ジョシュとゆりえでかなり編曲をした
ものもあり、それはとても楽しみだ。

久美子はヴァイオリン、ジョシュは
サックス、健司がボーカルだ。

健司がボーカルで入るのは二曲だけで
それ以外は小さなパーカッションを
担当している。

リビングのドアを開放するとプールエリア
が続いている。

そこも使うので百人位は余裕で入れそうだ。

所々にソファーや椅子も置いてあるが
立食パーテイのようだ。