クリスマスにゆりえに一生愛し守ると
誓ってくれたのに、あれからまだ二年半だ
人の心のなんと儚いものだろう。
あっという間に愛は冷めてしまう物
なのだろうか?
実はゆりえは、千隼には何も伝えては
いなかったのだが、というよりも伝える
ような状況でもなかったのだけれど、
一週間前に出場したコンクールで明日の
決勝に残っている。
そこで金賞を取れば副賞としてアメリカの
ボストンにある有名な音楽大学の付属の
専門学校に二年間通えるという
特典がもらえる。
二年間日本を離れることになるのでゆりえは
迷っていたが、今日の事で踏ん切りがついた
千隼を待っていても、もう彼はゆりえのもと
には帰ってこないだろう。
翔太を亡くしたことで千隼の中の何かが
壊れてしまったのだ。
ゆりえはそれでも千隼が背負うものや
心の傷に寄り添うつもりだった。
しかし、千隼にとっては迷惑でしかないの
かもしれない。
ただ無茶なお酒の飲み方をしたり仕事で
不規則な食事などで体を壊さないか
それだけが心配だった。
早苗にすべて吐き出してゆりえはすっきり
した顔をして明日優勝して金賞をもらえたら
ボストンに行くつもりだと早苗に打ち明けた
「わかった。やっぱり甘やかされた御曹司
だったのね。見損なったわ。
ところでゆりえ、明日はどこであるの?
その決勝戦。私丁度明日休みだから
応援に行くわ。」
「いいのよ。早苗
明日休みだなんて嘘でしょう。
修習生が金曜日に休みの訳ない。
私は大丈夫よ。
早苗が来てくれて話を聞いてくれて
吹っ切れた。
明日は頑張ってくるね」
「いい?一人で大丈夫?
有給貯まりまくりなんだから、
仮病で休んじゃう」
「何言ってんの、弁護士先生が嘘ついて
ずる休みなんてありえないんだからね。
おじさんに叱られちゃうよ」
「大丈夫よ。
お父さんはゆりえの為なら両目とも
瞑ってくれるから」
そういって、二人で笑いあった。
誓ってくれたのに、あれからまだ二年半だ
人の心のなんと儚いものだろう。
あっという間に愛は冷めてしまう物
なのだろうか?
実はゆりえは、千隼には何も伝えては
いなかったのだが、というよりも伝える
ような状況でもなかったのだけれど、
一週間前に出場したコンクールで明日の
決勝に残っている。
そこで金賞を取れば副賞としてアメリカの
ボストンにある有名な音楽大学の付属の
専門学校に二年間通えるという
特典がもらえる。
二年間日本を離れることになるのでゆりえは
迷っていたが、今日の事で踏ん切りがついた
千隼を待っていても、もう彼はゆりえのもと
には帰ってこないだろう。
翔太を亡くしたことで千隼の中の何かが
壊れてしまったのだ。
ゆりえはそれでも千隼が背負うものや
心の傷に寄り添うつもりだった。
しかし、千隼にとっては迷惑でしかないの
かもしれない。
ただ無茶なお酒の飲み方をしたり仕事で
不規則な食事などで体を壊さないか
それだけが心配だった。
早苗にすべて吐き出してゆりえはすっきり
した顔をして明日優勝して金賞をもらえたら
ボストンに行くつもりだと早苗に打ち明けた
「わかった。やっぱり甘やかされた御曹司
だったのね。見損なったわ。
ところでゆりえ、明日はどこであるの?
その決勝戦。私丁度明日休みだから
応援に行くわ。」
「いいのよ。早苗
明日休みだなんて嘘でしょう。
修習生が金曜日に休みの訳ない。
私は大丈夫よ。
早苗が来てくれて話を聞いてくれて
吹っ切れた。
明日は頑張ってくるね」
「いい?一人で大丈夫?
有給貯まりまくりなんだから、
仮病で休んじゃう」
「何言ってんの、弁護士先生が嘘ついて
ずる休みなんてありえないんだからね。
おじさんに叱られちゃうよ」
「大丈夫よ。
お父さんはゆりえの為なら両目とも
瞑ってくれるから」
そういって、二人で笑いあった。



