千隼は妖艶にほほ笑んだ。
《ウウ~ッ、この笑顔は反則だ。男の色気が
溢れすぎて私なんかひとたまりもない》と
ゆりえは心の中で呻いた。
何とか平静を顔に張り付けて
「ではお言葉に甘えてお願いいたします」
「固いな。敬語は使わなくていいと言ってる
だろう。
そんなふうにゆりちゃんに言われると自分が
すごくおじさんになったみたいに思うよ」
「千隼さんがおじさんなわけないです」
この頃は西條さんと呼ぶと返事をしてくれない
千隼と呼べと言われてゆりえは仕方無く
そう呼んでいる。
ゆりえが飲み終わると、千隼は地下の駐車場
までエスコートしてくれた。
そして乗ってと言われて乗り込んだ車は国産
の高級車のセダンだった。
ゆりえは千隼なら外車の真っ赤な
スポ―ツカ―に乗っているのかなあと
思っていた。
偏見思考で申し訳ないと思いつつ、千隼の
横顔を眺めていると
「なに?もっと派手な車に乗ってると思ってた?」
「はい、外車の真っ赤なスポ―ツカ―かなあ
と漠然と思ってました。すみません」
正直に話すと千隼は声を出して笑った。
「俺ってゆりちゃんの中では、どんな
イメージなの?
さすがにそんな車乗って仕事先には
行けないだろう。
よっぽどチャラくて仕事もできない男って
思ってるんだ」
「そうじゃないです。仕事とかは考えて
なくて、千隼さんがそんな車の横に立ってる
のが似合っていてかっこいいなあと
思ってしまいました」
《ウウ~ッ、この笑顔は反則だ。男の色気が
溢れすぎて私なんかひとたまりもない》と
ゆりえは心の中で呻いた。
何とか平静を顔に張り付けて
「ではお言葉に甘えてお願いいたします」
「固いな。敬語は使わなくていいと言ってる
だろう。
そんなふうにゆりちゃんに言われると自分が
すごくおじさんになったみたいに思うよ」
「千隼さんがおじさんなわけないです」
この頃は西條さんと呼ぶと返事をしてくれない
千隼と呼べと言われてゆりえは仕方無く
そう呼んでいる。
ゆりえが飲み終わると、千隼は地下の駐車場
までエスコートしてくれた。
そして乗ってと言われて乗り込んだ車は国産
の高級車のセダンだった。
ゆりえは千隼なら外車の真っ赤な
スポ―ツカ―に乗っているのかなあと
思っていた。
偏見思考で申し訳ないと思いつつ、千隼の
横顔を眺めていると
「なに?もっと派手な車に乗ってると思ってた?」
「はい、外車の真っ赤なスポ―ツカ―かなあ
と漠然と思ってました。すみません」
正直に話すと千隼は声を出して笑った。
「俺ってゆりちゃんの中では、どんな
イメージなの?
さすがにそんな車乗って仕事先には
行けないだろう。
よっぽどチャラくて仕事もできない男って
思ってるんだ」
「そうじゃないです。仕事とかは考えて
なくて、千隼さんがそんな車の横に立ってる
のが似合っていてかっこいいなあと
思ってしまいました」



