御曹司は優しい 音色に溶かされる

ジョシュは分かったと言ってゆりえに
幸せになるようにと伝えた。

ジョシュは男とか女とかそんなもの
関係なく尊敬できて大好きな
人なのだと言ってくれた。

ジョシュはゆりえにまた仕事を
頼んでいいか?そしてその時は、
いつものように信頼しあって仕事を
してくれるかと聞いた。

”もちろん”と言ってゆりえは
微笑んでくれた。

ゆりえとは仕事を通じてこれからも一生
付き合っていきたい。

そう思うようにジョシュは自分を鼓舞した。

そして失恋の辛さを独り心に纏って
日本を発った。
 
翔太の三回忌の法事に出る為にゆりえは
来週まで滞在を延ばすが、映画の
ファイナルカットが終わるまでロスで
仕事をする。

そしてそれが済んだら、千隼のもとに
帰る事にした。

次の日、午前中に早苗に会って千隼のことも
話をして、今年中には日本に帰ってくると
伝えると、早苗は喜んで今度こそ幸せに
なるんだよと言ってくれた。

久美子は午後遅くにやってきてジョシュの事
やゆりえと千隼の復縁の話にも驚いていたが、


「まあ、なるようになったという感じね。
ジョシュは自分の策略に自分で身動きが
取れなくなったみたいだよね」

と言ってからからと笑っていた。

ジョシュは恨めしそうに久美子を見ていたが

「これから、僕は仕事に生きる」

と言って次の日にロスに帰っていった。