御曹司は優しい 音色に溶かされる

そしてもう一度千隼を信じてみようと
思った。

わからない未来を恐れるより今現在の千隼の
言葉をそして自分の気持ちを信じよう。

素直になって現実に向き合おうと、
千隼に抱かれながらコクコクと頷いていた。

「リー、ほんとに帰ってきてくれるんだね」

千隼に念を押されて顔を上げて真直ぐ千隼を
見つめて大きく頷ずいた。

リーと言って千隼は優しくでも飢えたように
口づけた。

千隼はゆりえをそっと抱きあげて、
寝室に運んだ。

そして、宝物を扱うように優しくそっと
ゆりえをベットに横たえた。

「リーごめん。もう我慢できない限界だ。
優しく出来ないかも知れない。
でもリーが欲しい」

ゆりえは返事の代わりに千隼の背中に腕を
回してうなじに顔をつけて大好きな千隼の
匂いを思いっきり吸い込んだ。

「千隼さんの匂い。懐かしい。大好き」

「ううっ、リーそんなに煽ってもう
どうなっても知らないからな」

そう言いながらも、千隼はゆっくりと
丁寧にゆりえを溶かしていった。

二人は何年振りかで体を重ねて
愛を交わした。

千隼はもう二度と離さないとゆりえを
抱きしめながら心に誓った。