御曹司は優しい 音色に溶かされる

音楽には、こだわりと自分の感覚や判断基準
をしっかり持っているのだ。

そこを理解しないとジョシュと一緒に仕事は
やれない。

そういう意味でゆりえはジョシュを尊敬
しているし彼の判断を信用しているので、
仕事に関してジョシュを軽んじたりは
絶対にしない。

ハリウッドやブロードウエイで名前が
知られているのには、それなりの力と
才能を持っていると言うことだ。

アメリカに帰れば今手がけている映画の
編集が待っている。

ゆりえも作曲にかかわった場合は音楽編集
にも携わることがよくある。

ジョシュが望むのでゆりえはなるべく時間
を取るようにしている。

ジョシュはゆりえの作曲家としての技量や
ピアニストとしての感性を認めて
くれている。

二人はドラッグストアで日用品の不足分を
買ってスーパーで足りない野菜も買い足して
帰ってきた。

結構な荷物になってしまったのでジョシュが
いてくれて助かった。

二年の間にすっかり変わってしまった駅前は
一人でいたなら、浦島太郎状態で少し心細く
なってしまったかもしれない。

そういう意味でもジョシュがいてくれて
ゆりえはリラックスしていられた。