「オウレディア様、あの……」
「ごめんね、メレディス。そんなに悩んでくれていたなんて……私全然知らなくて。本当に、ごめん」
涙がとめどなく流れ落ちる。メレディスは目を丸くし、首を横に振った。
「そんな……謝るのは僕のほうです。僕が不甲斐ないばかりに、オウレディア様にいらぬ負担をかけてしまいました。本当に、なんとお詫びをすればいいか……」
「謝らないで。メレディスはなにも悪くないわ。だって、帝国の皇女が自分のせいで亡くなるなんて、誰だって嫌に決まっている。当然だって思ってるわ」
それこそが呪いをかけた魔女の狙いだもの。
とはいえ、もしも私が死んだとして、お父様はお相手を罰するなんてことはしない。というか、できるはずがないのだ。
それでも、その人は一生十字架を背負って生きていくことになってしまうだろう。――お相手の気持ちを想像すると、たまらなく苦しい。あまりにも申し訳ないことだ。
「ごめんね、メレディス。そんなに悩んでくれていたなんて……私全然知らなくて。本当に、ごめん」
涙がとめどなく流れ落ちる。メレディスは目を丸くし、首を横に振った。
「そんな……謝るのは僕のほうです。僕が不甲斐ないばかりに、オウレディア様にいらぬ負担をかけてしまいました。本当に、なんとお詫びをすればいいか……」
「謝らないで。メレディスはなにも悪くないわ。だって、帝国の皇女が自分のせいで亡くなるなんて、誰だって嫌に決まっている。当然だって思ってるわ」
それこそが呪いをかけた魔女の狙いだもの。
とはいえ、もしも私が死んだとして、お父様はお相手を罰するなんてことはしない。というか、できるはずがないのだ。
それでも、その人は一生十字架を背負って生きていくことになってしまうだろう。――お相手の気持ちを想像すると、たまらなく苦しい。あまりにも申し訳ないことだ。



