あなたなんかいなくても

朝早くから母が星空を迎えに来てくれた。
とりあえず一人ならなんとかやっていける。先ずはネットスーパーで水分と食料の調達。
一番早い便で申し込んだ。
洗濯をして、空気の入れ換えをする。
荷物が届けば、昨日入れなかったお風呂に入って、何か食べて、薬を飲む。
あとは寝るだけ。

ピンポーン
予定より早いのは助かった。
思い切りドアを開けると、なぜか湊が立っていた。

「どうしたの?」
ネットスーパーだと疑わなかった。
「星空から姫の救援の依頼を受けてやって来ました。
俺のマンションに行こ」
いや、無理無理。
「どうしてそうなるの?
て言うか、星空がなぜ湊に連絡出来たの?」

「それは秘密。
佳乃がうちに来ないなら、俺がここに泊まる事になるけど大丈夫?」
また熱が上がってきた。

「ここのベッドはセミダブル? まあ一緒に寝ても良いけどね」
もう疲れた。
着替えなんかをキャリーバッグに詰めて着いていくことにした。