あなたなんかいなくても

よろしくと言われたけど、何をどうすれば良いのか分からない。

星空の楽しみにしていたヒーローショーの日がやって来た。
いつもは朝の弱い星空が早起きをしてる。
大きなお弁当箱には、おにぎりにから揚げ、星空の好きな里芋の煮物にと茶色おかずのオンパレード。
おじいちゃんに買ってもらったヒーローのŢシャツを着たヒーロー擬きが部屋中を走り回ってる。

『やっぱり嬉しいよね』
湊は時間通りにやって来た。
車には気が付かなかったチャイルドシートが付いている。

「ここ、僕の席?」
星空の目が大きく輝いている。
「もちろん。
何時でも乗れるようにしっかり付けてきたから。
佳乃は星空の隣でいいから
朝早くから大変だっただろ、渋滞がなくても1時間半くらい掛かるからゆっくり休んで」

湊の運転も5年ぶりくらいかな。
その間に車も色々変わってしまった。