おばあさんを送って暫くすると2人が帰ってきた。
すれ違いざま耳元で「思い出した?」
思いだしてはいないけど…、絶対悪い冗談ですよね。
揶揄うにもサッサと冗談でしたと言ってほしい。
給湯室で2人のコーヒーを淹れてたら、専務が入ってきた。
「冗談だと思ってるみたいだけどちゃんと約束守るから」
言うだけ言って戻っていった。
冗談でなければ、これは専務の思い込み。
小さい頃の思い出が美化されているだけ…、そう思うのに、ドキドキが治まらない。
私が好きになったら『てってて~』って、ドッキリのプラカードを持った高梨さんが登場するんだ。
そう思い込もうと一生懸命頑張ってるのに顔を見ると、どきどきする。
もう私、好きになり始めている?
きっと高梨さんは知っている、専務の気持ち。
それに私より先に私の気持ちも気付いてるかも知れない。
高梨さんが「ちょっとコンビニ行ってくる」って言って席を外した。
すれ違いざま耳元で「思い出した?」
思いだしてはいないけど…、絶対悪い冗談ですよね。
揶揄うにもサッサと冗談でしたと言ってほしい。
給湯室で2人のコーヒーを淹れてたら、専務が入ってきた。
「冗談だと思ってるみたいだけどちゃんと約束守るから」
言うだけ言って戻っていった。
冗談でなければ、これは専務の思い込み。
小さい頃の思い出が美化されているだけ…、そう思うのに、ドキドキが治まらない。
私が好きになったら『てってて~』って、ドッキリのプラカードを持った高梨さんが登場するんだ。
そう思い込もうと一生懸命頑張ってるのに顔を見ると、どきどきする。
もう私、好きになり始めている?
きっと高梨さんは知っている、専務の気持ち。
それに私より先に私の気持ちも気付いてるかも知れない。
高梨さんが「ちょっとコンビニ行ってくる」って言って席を外した。



