僕は言った。
目を閉じている君に。
「さようなら」
そして僕は言った。
目を開けた君に。
「はじめまして」
すると、君は、よくわからないというような顔で、
「はじめまして」
と言った。

これでいい。
僕の中には君との思い出は永遠に残っていくのだから。
新しい君とまた1からはじめればいいのだから。