ピピピッ、ピピピッ



「う〜ん、なんか全然寝れなかったなー……」




そんなことを言いながら起きるのは、私、藤咲菜乃花。


今日から晴れて高校1年生!今日はこれから入学式なんです。


ベッドから起きて下へ行くと、お母さんが朝食を作って待っていた。




「おはよう、菜乃花」


「おはよう」


「今日は入学式ね!もう菜乃花が高校生になるなんて…びっくりだわ。高校でもしっかりす
るのよ。先生に好印象を残すこと!先生には愛想よく、委員会にも立候補して、授業もまじ
めに受けてね。これからの成績に響いてくるんだから。でも、まあ、菜乃花ならそれぐら
いできるわよね。菜乃花は昔からしっかりしてていい子だからね。お母さんの自慢の娘だ
わ〜。頑張ってきてね!」