初めての恋のお相手は

――……



「……う…」

「あら、起きた?」

「……祠堂さん…」



ソファーベッドから、ゆっくり身体を起こせば
近くに座っていた祠堂さんが、私の額に手を伸ばす。



「…うん、熱は下がったわね
気分はどう?」

「………頭が、ぼーっとします…」

「ずっと眠っていたしね
水分取りなさい。はい」

「……ありがとうございます」



差し出されたペットボトルを受け取って、頷く。



………?あれ、私…なんで、リビングに…?



部屋で寝ていたはずなのに
なぜか、リビングのソファーベッドの上にいる。



……確か、嫌な夢見て



ベッドから転げ落ちて…



それから……




『大丈夫よ』



『良かった、泣き止んでくれて』



『楸は、笑ってた方が、かわいいわ』




………。