初めての恋のお相手は

だから


私は、死のうとした。



幼い頃に亡くなった
顔ももう、おぼろ気な

だけど、大事にされていた記憶が確かにある
両親のもとへ、行こうとして



だけど


恐怖が勝って、死ぬことが出来なかった。



死ねないなら、生きるしかない。



いつか、終わりがくるその日まで


耐えて耐えて耐えて、生きるしかない。



出来るだけ、人と関わらず


迷惑をかけず


ひとりで、生きていこう。



……そう、子供ながらに決意して。



中学を卒業してすぐ、働き始めて


今度は社会の洗礼を受け、荒波に揉まれながら


それでも、必死にしがみついて



そうして、今日まで生きてきた。