初めての恋のお相手は








……。




…………いつまで?



………私はいったい
いつになったら、穏やかに暮らせるんだろう。


いつまで経っても、心が安(やす)まらない。



「楸」



ぴしりと亀裂が入って
パキパキと音を立てて、割れそうになった心。

変わらない現実に
打ちひしがれそうになった私を、祠堂さんが呼ぶ。



「警察に連絡したわ」

「…」

「楸、警察に事情を説明したら
荷物まとめなさい」

「…」

「部屋も、すぐに引き払いましょう」



うつむいたままの私に

頭の中で考えていた言葉を
祠堂さんが口にする。



「……でも、引っ越し先…」



光の消えた目で、祠堂さんを見上げれば
祠堂さんは真顔で言った。



「私のところに来なさい」