「私の部屋はあそこで…」
言いかけて、ぴたりと足を止める。
……。
「……楸?」
後ろをついてきていた祠堂さんは
突然足を止めた私を不思議そうに見て
それから、私の視線の先に顔を向けた。
「…」
部屋の脇にある小さな郵便受け。
その郵便受けいっぱいに
たくさんの封筒が詰め込まれていて
溢れてこぼれたものが
地面にもたくさん散らばっている。
「…」
茫然と固まる私の肩に手を置いて
祠堂さんが無言で、それを確認しに行く。
「………婚姻届?……それになに?
この気持ちの悪い手紙は……」
しゃがみこんで、封筒の中身を確認した
祠堂さんが、愕然と呟く。
小さな声だったけど
しっかり聞き取ってしまった私は
ふらふらとその場に座り込んでしまう。
「楸」
すぐさま祠堂さんが私に駆け寄る。
心臓の鼓動が速まって
じんわりと嫌な汗がにじむ。
「…」
動揺も混乱もしてる。
でも、いつものこと。
身体は茫然としたままだけど
頭の片隅にいる、もうひとりの自分は
事実を受け止め、冷静に、この後の流れを考える。
……引っ越さなきゃ。
渡瀬さんに連絡して
それから大家さんにも
すぐに新しい部屋を探して
荷物をまとめて、住所変更の手続きして…
それで…
言いかけて、ぴたりと足を止める。
……。
「……楸?」
後ろをついてきていた祠堂さんは
突然足を止めた私を不思議そうに見て
それから、私の視線の先に顔を向けた。
「…」
部屋の脇にある小さな郵便受け。
その郵便受けいっぱいに
たくさんの封筒が詰め込まれていて
溢れてこぼれたものが
地面にもたくさん散らばっている。
「…」
茫然と固まる私の肩に手を置いて
祠堂さんが無言で、それを確認しに行く。
「………婚姻届?……それになに?
この気持ちの悪い手紙は……」
しゃがみこんで、封筒の中身を確認した
祠堂さんが、愕然と呟く。
小さな声だったけど
しっかり聞き取ってしまった私は
ふらふらとその場に座り込んでしまう。
「楸」
すぐさま祠堂さんが私に駆け寄る。
心臓の鼓動が速まって
じんわりと嫌な汗がにじむ。
「…」
動揺も混乱もしてる。
でも、いつものこと。
身体は茫然としたままだけど
頭の片隅にいる、もうひとりの自分は
事実を受け止め、冷静に、この後の流れを考える。
……引っ越さなきゃ。
渡瀬さんに連絡して
それから大家さんにも
すぐに新しい部屋を探して
荷物をまとめて、住所変更の手続きして…
それで…

