初めての恋のお相手は

「……自信は、ないし
不安もあるんですけど…
でも、祠堂さんがいいって言ってくれたから」



自分の事のように
嬉しそうに祝福してくれるこゆさんに
私は気弱な言葉を口にしながらも、笑顔を返す。



「大丈夫。そんなの吹き飛ぶくらい
祠堂さんの愛は凄まじいから」

「そうだな。祠堂の愛は、重くて深い」



こゆさんの言葉に、深く頷くスグリさん。



「そ、そうなんですか?」

「まぁ、祠堂さんの愛の重さと深さは
これから、嫌でも味わうことになるよ」

「手加減なしの祠堂は…すごいからな。色々」

「そうだねぇ、楸ちゃんが壊れないように
優しく扱うように釘をささないと」

「こゆさん、それは一体どういう…」

「んー?ちょっと大人な話」

「それより、楸の食べたいものだろ?」

「そうそう、楸ちゃん
本当に何食べたい?何でも作るよ」



若干、不安になるような事を口にしながらも
ふたりは本当に喜んでくれて

恥ずかしいけど、こんな風に
喜んでくれる相手がいることが、嬉しいと感じた。