初めての恋のお相手は

「待ち伏せや、付きまとい
自宅に悪趣味な贈り物などの
ストーカー行為に長年、苦しんでいます」



住む場所を変えても、すぐに特定され

夜中に何度も、呼び鈴が鳴り

ポストには、言葉にするのも気が引ける贈り物…


これまで、幾度となく
繰り返されていた出来事。


幸い、身体的な被害はないけど

それでも、確実に精神は擦りきれて


疲弊していた。



「同一犯の可能性もありますし
その都度、別の人間の犯行の可能性もあります」


「…手は尽くしていますが
残念ながら、特定の方に長期間さける人手も
時間もないのが現状でして…」


「不甲斐なくて、申し訳ないのですが…
犯人を捕まえるには至っていないのです」



まるで、そのこと知っているかのように


警察の人が、力を尽くして
動いてくれてる間は、何事もないのに

その期間が開けたら、また再発する。


それを、何度も繰り返してる。