不安そうな顔で俺を見上げる小波を抱え上げ、いわゆるお姫様抱っこの体勢になった。 「…ぅわっ…!」 「腕回せ」 「あ…ありがと」 小波の体、軽すぎないか…?ちゃんと飯食ってんのか? そんなことを考えながら歩き、先公たちがいる場所まで戻った。