最近はようやく英語の電話に慣れてきた。何度も聞き返すことが普通になり、周りの耳目を気にすることもなくなった。
開き直ったところもある。すると、力が抜けて相手の発音が少しづつ聞き取れるようになってきた。
成果が見えてきてやる気に繋がっている。
☆ ☆ ☆
昼休み。莉愛は美穂とランチに出た。祐樹と修二は部長室でふたり、コンビニ弁当をつついていた。
「おい、祐樹。お前、電車通勤やめたんじゃなかったのか。どうして今朝電車で来たんだよ」
「ああ。彼女がお前にいじめられて電車で変な気を起こしたら大変じゃないか。心配なんだよ、これでも夫なんだからな」
小さい声で付け足した。
「はあ?変な気なんて彼女がおこすはずないだろ。すごいポジティブだぞ。何を言ってんだよ」
「そうかもな、今日電車でも勉強ばかりしている彼女を見てそう思ったよ」
「全く心配ないよ。英語も毎日勉強しているらしく、何とかなってきた。彼女、国内営業で大切にされていたのもわかる。パソコンは出来るし、電話応対もうまい。そして努力家だ。この先が実は楽しみになってきた」
「そうか、それなら良かった。お前を菫さんの所に戻してやるためにも早く慣れてもらわないと……」
「本山さんは割とちゃきちゃきしていて、寡黙な菫とは随分違うタイプだろ」
「そうだな。お前の大事な菫さんはどちらかと言えばM。ドSなお前とぴったり」
「おい、祐樹。お前言うに事欠いて、それはないだろ」
「あはは。お前を待ってる菫さんのためにも、莉愛の成長に期待しよう。でももう少し、莉、いや、本山さんには優しくしてやってくれ。心配で夜も眠れない。全く連絡を寄越さないんだ」
「はあ?何言ってんだ、お前……別人みたいだな」
開き直ったところもある。すると、力が抜けて相手の発音が少しづつ聞き取れるようになってきた。
成果が見えてきてやる気に繋がっている。
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昼休み。莉愛は美穂とランチに出た。祐樹と修二は部長室でふたり、コンビニ弁当をつついていた。
「おい、祐樹。お前、電車通勤やめたんじゃなかったのか。どうして今朝電車で来たんだよ」
「ああ。彼女がお前にいじめられて電車で変な気を起こしたら大変じゃないか。心配なんだよ、これでも夫なんだからな」
小さい声で付け足した。
「はあ?変な気なんて彼女がおこすはずないだろ。すごいポジティブだぞ。何を言ってんだよ」
「そうかもな、今日電車でも勉強ばかりしている彼女を見てそう思ったよ」
「全く心配ないよ。英語も毎日勉強しているらしく、何とかなってきた。彼女、国内営業で大切にされていたのもわかる。パソコンは出来るし、電話応対もうまい。そして努力家だ。この先が実は楽しみになってきた」
「そうか、それなら良かった。お前を菫さんの所に戻してやるためにも早く慣れてもらわないと……」
「本山さんは割とちゃきちゃきしていて、寡黙な菫とは随分違うタイプだろ」
「そうだな。お前の大事な菫さんはどちらかと言えばM。ドSなお前とぴったり」
「おい、祐樹。お前言うに事欠いて、それはないだろ」
「あはは。お前を待ってる菫さんのためにも、莉愛の成長に期待しよう。でももう少し、莉、いや、本山さんには優しくしてやってくれ。心配で夜も眠れない。全く連絡を寄越さないんだ」
「はあ?何言ってんだ、お前……別人みたいだな」



