First Last Love


ナツと枝川がきたにも関わらず、ミケとチャピは猫用ベッドで気持ちよさそうに眠っている。遅すぎたのと、一度俺が戻ってきたからか、首を伸ばしたものの出迎えてはくれなかった。

「なるほどな」

枝川が納得の返事をする。

「庭のセキュリティには特に気ぃ使ってるよ。庭も部屋もスマホから確認できるカメラ付けてるし、庭から人が入れば警報もなる。二匹で留守番の時間も長いからさ。猫が自由に出入りできる隙間は、固定の状態で開けてるけど」

「盗聴器、会社にだってあるとは限らないだろ? てか、あるって考える方が可能性は低い気がするけどな」

「そうだな。警備員さんも巡回してくれてるし、やっぱり今となっちゃ最強なのが見通しのいいガラス張りよ。設置も難しいだろ」

 枝川が意見したのに続き、ナツがコーヒーカップに入ったカプチーノを手に取りながら口を開く。