First Last Love


扉の向こう側は、どこまでも抜けていくような大空と、花や花びらで飾られた広い芝が眩しい。

ごつごつしたチャペルの壁面に太陽光が乱反射して美しい。

白い百合と大量のグリーンを基調に飾られた何列にも及ぶ木の長椅子。

その隣の広い敷地には、飲食ができる多くの白いテーブルと椅子。
子供が遊べるようなかわいく、でもセンスのいい大型のエアー遊具も設置されている。

 帰国後の日本は眩しい新緑の季節だ。

三百人近くは集まってくれた社員や知人。
仕事での取引先の方々。
健司とわたしの親戚(わたしの方は叔母さんだけだ)。

とりわけ多いのが、仕事関係者の他では健司の小中高大学時代の友達とヨット仲間だ。

わたしも小学校、中学校の友達にはアメリカに行く前に連絡を取った。高校、大学時代の友達にまじり、その頃の友人も多く参加してくれた。

アメリカからも、共同アプリ開発者のアンドリュー初め、数えきれないほどの仕事関係の方々が来日してくださっている。

洋ちゃんが姿を見せることはなかったけれど、電報はいただいた。そして品川の叔母さんは、最初は遠慮していたけれど、わたしの説得により参加してくれることになった。

夕凪ちゃんは健司の衣装のダメ出し係として、衣装選びからお世話になった。
そして今は、おめかししたミケとチャピの面倒を、神父さんの後ろで見てくれている。

Canalsの創業メンバー九人とその家族は、健司の親戚方と同じ席にいる。