衝動に駆られ、激しく抱き合った一度目のセックス。
二度目は、二人とも涙にくれ、互いの気持ちの強さを確かめる、魂の触れ合いのような行為になった。
一颯は……おそらく、感じ始めると、俺を傷つけまいと背中にまわす手を下ろし、その波に耐えるためにシーツを固く握りしめる。
俺はその手を再び自分の背中に導く。
「もう、爪は全部、超短く切る」とふくれるから、そんな深爪になりそうなことは禁止だ、と宣言した。
一颯になら、俺はいくらでも傷をつけられたい。
一颯の快感の波はこの身体で受けたい。
知りたい。
最初に抱いた後、背中の引っ掻き傷を意識した時の幸福感が忘れられない。
一颯……俺だけの大切な至宝。

