私たちの恋風は、春を告げる



「ありがとう。希海ちゃんがなでなでしてくれたから、気持ち悪いの無くなってきたよ」


「ほんと!?良かった!」


よく考えれば、希海ちゃんはこんなに小さな体で、辛い副作用を乗り越えたんだ。


私の方がずっと歳は上でも、治療で言えば希海ちゃんの方が大先輩。


希海ちゃんが頑張れたんだから、私だって頑張らないと…そう思えた。


「ね、希海ちゃんはいつからここにいるの?」


「希海?希海はね、4歳の時からずっとここにいるの。本当なら1年生の教室でお勉強できるけど、希海学校行ったことないから、早く病気治して、学校行くの!ね、お姉ちゃんは何年生なの?」


「私は中学3年生」