私たちの恋風は、春を告げる



「……具合悪いの?」


小さな希海ちゃんでも、昨日の私とは明らかに様子が違うのを悟ったのだろう。


どこか心配そうに眉尻を下げている。


「ちょっとお腹気持ち悪いだけ。でも全然大丈夫!」


「…ほんと?」


「うん!」


希海ちゃんがベッドに近づいてくる。


さっきまで1人だった病室に希海ちゃんが来てくれたからか、どこか安心感がある。


希海ちゃんがベッドの端に腰をかけた。