「……ね、冬紀」 弱々しくなった心を温かく、強くしてくれる名前。 そんな名前が…そんな君が…、私は好きなんだって思った。 「誕生日おめでとう」 笑顔でそう言うと、冬紀は大きく目を見開く。 と、頬に当たる冷たい物を感じて、私は空を見上げた。 白くて小さな結晶が、花びらのようにゆっくりと舞い降りてくる。 「わあ、雪だ!今日はホワイトクリスマスに………」