私たちの恋風は、春を告げる



白い羽が、二重に見えた。

ーーーーズキッ


「痛っ!」


今まで、味わったことのないくらいの頭痛がして、私は持っていたラケットを床に落としてしまった。

そのまましゃがみこんで、頭を抑える。


………何これっ


息をするのを忘れちゃうくらい、鋭い痛み。

全身から冷や汗が吹き出して、体温が奪われていくのがわかる。


「咲茉っ!?」

「深山さん、大丈夫!?」