何ごともなかったかのように歩き出す冬紀。 そんな冬紀を、私は急いで追いかける。 冬紀の後ろ姿を眺めながら、さっきの言葉を繰り返す。 どういう意味で、あんなこと言ったんだろ…… 幼なじみ以上の関係ーーーー ……ただの友達? ……いや、親友? ……それとも、その…… 顔に熱が集まっていく。