私たちの恋風は、春を告げる


生きていてくれれば、それだけでいい。

それ以上のことは何も高望みなんてしない。

「だから、待とうよ。咲茉が無事に戻ってきてくれることをさ」

「……ああ」

俺は静かに、でも力を込めて、頷いた。