私たちの恋風は、春を告げる



「……うん。入院して、初めてできた大切な友達。私よりずっと小さな体で、何年も病気と闘ってた。それでも、いつもキラキラした笑顔で…太陽みたいな子だった」

一粒の涙が目からこぼれ落ちる。

「……そうか」

「うん…」

私はゆっくりと目を閉じて、まぶたの裏に希海ちゃんの笑顔を映す。

そのまま、いつのまにか深い眠りに落ちていった。