私たちの恋風は、春を告げる



美波に悪気なんてないことはわかっていた。

けど一度口にした言葉は取り消せない。

「ごめん…ごめん美波…」

真っ白い布団に涙が溢れて、水玉模様を描いていく。

私はただ肩を震わせて、ひとり部屋の中でひたすらに泣いていた。