私たちの恋風は、春を告げる



「咲茉、ほら少し体起こしてみない?美波ちゃんも、咲茉とお話ししたいんだって」

……話?…私は話すことなんてひとつもない。

というか、話したくない。

無反応な私に2人はどんな様子だったかなんて知らない。

「美波ちゃん、ほらここ座って!」

「すいません、ありがとうございます」

「美波ちゃん、毎日勉強頑張ってるんですって。受験、もうすぐ?」

「はい。再来週です」