私たちの恋風は、春を告げる



「冬紀にも言ったけど、私、前と全然変わらないよ?まあ、髪もなくなっちゃったし、ガリガリになっちゃったけど、そんなのすぐ戻るしさ」

「……うん」

「学校も勉強も、順調?」

「うん。あ、それが今日ね、浜岡がー……」

美波は病気のことについて何も聞いてこないし、私も何も話さない。

今まで通り、他愛のない会話をして、お腹が痛くなるくらい笑ってーーー。

すごく、懐かしい時間だった。

「浜岡も、相変わらずやんちゃしてるねー。あーあ、笑いすぎて涙出ちゃった」

「でしょう?ほんっとガキだよねー」