私たちの恋風は、春を告げる



でも、いざ会うとなってもどんな顔をして会えばいいのかわからなかった。

前と変わってしまった自分を見られるのが、怖かった。

それからしばらく冬紀と話しをしていると、入り口のドアがゆっくり開いた。

多分、泣いていたんだと思う。

目を真っ赤に腫らした美波が、入り口のところに立っていた。

今も必死に涙を堪えているのがわかる。

そんな美波に、私は今まで通りに笑う。