私たちの恋風は、春を告げる



「咲茉……また、お前に会いに来る」


ぶっきらぼうで、でも本当は優しい冬紀。


そんな冬紀のことだから、なんとなくそう言うんじゃないかって思ってた。


そう言ってくれる言葉が、気持ちが、本当は嬉しかった。


けどーー


「ダメだよ。私のところに来てる暇なんかあったら、勉強しなさい!」


今は1月も下旬に差し掛かっている。


私は多分、今年の受験は受けられない。