私たちの恋風は、春を告げる



その温もりに、私はまた泣きそうになる。


「お前が急に学校来なくなって、ずっと心配してた…」


「……うん」


「毎日毎日、お前のことばっか考えてた……もう、会えないんじゃないかって……」


「………うん」


冬紀の腕に、力が入った。


私は冬紀の胸の中で、ただその温もりを感じる。


その間、私は冬紀の顔を見ることはなかったけど、冬紀の体が、小刻みに震えているような気がした。