私たちの恋風は、春を告げる



「外、すごい寒そう……」


「………お前さ……ずっと、隠してたのか?」


「…別に、そんなつもりはなかったよ」


「だったら何で……」


冬紀の震える声に、私は少しびっくりして、背けていた顔を冬紀の方に向けた。


「…………冬紀?」


その瞬間、私の体は冬紀の腕の中に包み込まれた。


ぎゅっと強く、けれどどこか優しく。