私たちの恋風は、春を告げる



ベッドに体を預けた私は、立ったままの冬紀を見上げる。


どこか泣きそうな顔で、拳を握りしめていた。


「………冬紀、元気にしてた?学校はもう始まってるんだよね?勉強、順調?」


私は小さく笑って尋ねる。


けど、冬紀は何も答えようとしない。


「………びっくりした?」


「………」


言葉を紡ぐことなく、小さく頷く冬紀。