私たちの恋風は、春を告げる



「うん、すごく!だから早く会いたいなって」


「希海も、お姉ちゃんのお友達に会ってみたい!」


「ほんと?きっとそのお友達も、喜ぶと思うよ」


「うん!あ、この貝殻ね、お姉ちゃんにあげる!」


「えっ!だめだよ、これは希海ちゃんの大切な物だもん。もらえないよ」


「いいの!ママたちが拾ってきた貝殻、あと2つもあるし。あのね、希海、ママがいなくて寂しくなった時はいつも貝殻の波の音聞くの。それで、海ってどんなところかなあ…って想像して…いつかパパとママと希海みんなで行けるように、早く病気治すんだ!って、頑張れるの」


「ほんとに、もらってもいいの?」


「うん!手出して」