私たちの恋風は、春を告げる



『なんか、お母さんが海が好きだから、海を連想させる名前にしたかったんだってー』


ずっと前にした、美波との会話を思い出す。


そういえば、美波も綺麗な海から名前つけてもらったんだっけ…


美波に、会いたいな…


少し前まで学校で会っていたはずの親友に、もうずっと会っていない感じがする。


「…お姉ちゃん?」


「……あ、ううん!大丈夫!私の友達にも、希海ちゃんみたいに海から名前つけてもらった子がいるんだ。希海ちゃんの話聞いてたら、思い出したんだ」


「お姉ちゃんは、そのお友達のこと大好きなの?」