私の敵が味方に

カナトside

風呂から上がるとサクラはソファーで寝ていた

やっぱりな

「起きろ」
体をなん度もゆする

「ん〜もうちょっと」

「起きろ、吸入してからねろ」

「もう少ししたらするから…」

「しないだろ」
ハァ〜

俺はどうしてサクラのことを好きになっただろか…

わがままでめんどくさい奴なのに…

ただただ誰にもとられたなくないと思った

仕方なく吸入の準備をして、サクラの口に加える

「やれよ」

「んっ!」

サクラは口に吸入を加えたまま目を開けて睨んできた

子供みたいだよな…

嫌嫌吸入をし始める

時間かかり過ぎだろ

「終わったら教えて」

首を縦にふって返事をしてきた