私の敵が味方に

腕の痛みが強くなり、目を瞑って耐えていると誰かが部屋に入ってきた

「どうした?」

男性の声だ


「腕が痛いですか?」

別の男性の声も聞こえる


我慢できず首を縦に振ると、初めて聞く男性の声の方が看護師さんに指示を出している

「我慢せずにナースコール押せよ」

「……」

「カナトの彼女か?」

「違う」

「カナトが女性を下心で心配するのは初めてみたな」

「はぁ?」

こんなところで冗談言わないでよ…

カナトさんって言うだ。
初めて知った…

「こいつが担当の先生だから迷惑かけるなよ」

「よろしくね」

先生か…