囚われの悪女に永遠の愛を。

悲劇は帰り道に起きた。



存分楽しんだ私たちは、感想を言い合いながら信号を渡っていた。


「莉羽(りう)はじぇっとこーすたーがおもしろかった!!」


「ジェットコースターか〜!兄ちゃんは観覧車が面白かったな〜」

「お兄ちゃん、ジェットコースターのれないもんねー!」


「ちょっ、それ言うなよ〜」


この時はまだ、楽しかった。


この時は―――




ブーンブブブーーーンッ!!



バイクの音がこの街に響いた。



この音は、私たちの方へ近づいていった。


この時の私は、音が大きすぎて、とても怖かった。


「お兄ちゃーんっ、…怖いよぉ…」


「大丈夫だ莉羽、兄ちゃんが守ってやるからな」